応用情報は年に2回しかなくて、日程調整が大変という話を聞いていました。そんな中、2026年度からCBT方式に移行するという、受験者にとっては大変嬉しいニュースが発表されました。
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は、国家資格である応用情報技術者試験、高度試験、および情報処理安全確保支援士試験を、2026年度より 完全にCBT(Computer Based Testing)方式で実施することを発表しました。
現在、レベル2以下(ITパスポート、情報セキュリティマネジメント、基本情報技術者試験)の3区分はすでにCBT方式で行われており、レベル3以上(応用情報技術者試験、高度試験10区分、情報処理安全確保支援士試験)は従来通りの紙(ペーパー)方式で実施されています。
2026年度以降、新方式では以下の変更が適用されます
- 記述式・論述式の回答が、マークシートや手書きではなく キーボード入力で可能に。
- 受験日時と会場の選択自由度が向上し、受験者にとって便利な受験スタイルに。
- これにより、受験者の 負担軽減と利便性向上が期待されます。
なお、IPAによれば、2024年度の応募者数は 70万人を突破。これは2009年度に現行制度が開始されて以降で初めてのことです。詳細はこちら(独立行政法人情報処理推進機構)

背景と目的:デジタル化の進展、DX推進に対応する人材育成の需要増加に鑑み、試験制度の見直し。
受験者メリット:記述もキーボード入力で対応可能、好きな日時・会場が選べる柔軟な受験方式。
制度の変化:2026年度以降に完全移行という明確なスケジュール。